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ホーム活動報告

(公)人権啓発センターが研修会を開催!

 先日の26日に(公益法人)「人権啓発センター」主催(共催:プロジェクト2014「勇気を出して相談しよう!」実行委員会)による研修会が可児市文化創造センター 小劇場で開催された。
以下その内容である。

★内容:「みんなが暮らしやすい国をめざして!・「ダイバーシティと人権」「いじめ防止の取り組みを考える」

第一部 講演「ダイバーシティと人権」~皆が暮らしやすい国をめざして~

講師:小池百合子氏(プロジェクト2014-5実行委員長)

第2部トーク「いじめ防止の取り組みを考える」

  • 冨田成輝(可児市長)――プロジェクト2014-5実行委員
  • 杉浦誠司(文字職人)
  • 水口好久(専務理事)コーディネータ

★講演(小池氏)の内容要旨

第一部「ダイバーシティと人権」小池百合子氏

 ①国の「いじめ防止推進法」は、冨田市長の考えを具現化され、可児市が全国の先駆を切り取り組みをしていただいたことを参考にしてできました。

 ②いじめは、いじめた方は、忘れがちとなり、いじめられた方は、心の傷となり残るものでもいつかは、逆転することも考えられる。人の心の問題だから。

 ③そのためには、予防と早期発見が大事となります。いじめ大丈夫かを常に家族が共有してみていくことが大切である。

 ④なんに益して家庭が基本であり、学校への責任転嫁でなく、自らの育みの至らないところを学校・地域社会で推し進めるという共有を目指すのが本プロジェクトの意義であります。

 ⑤子どもの育みといっても、家庭での多様化(ダイバーシティ)された生活の中ですべて責任と言っていても子どもは大きくなって社会の宝となって影響を及ぼしていくのですから、放っておくわけにはいかないということがあるからです。

 ⑥こうしたことを多様的にとらえ地域でのそれぞれのところで多くいろんな具現策の上で多くの国民が関与して意識を持てる運動機能を持ったプロジェクトとしたいと思い行動し始めました。自分が委員長となりました、又冨田可児市長のも委員の一人としてお願いしました。

 ⑦国民運動というと、私が環境大臣の時に、提案した「クールビズ」も全国に浸透して夏の省エネと合わせて快適な日常を過ごすうえで大事なことが理解されています。

 ⑧何事も「気づき」が大切であります。状況がおかしいと気づきあうことが大事です。その上での知恵が大事となるのです。

 ⑨いじめも同じでいじめられている人の苦しさを気づきかないと痛さはわかりません。

 ⑩プレジェクトYのYは、百合子ではなく、勇気・やさしい・友情等のYなのです。

 ⑪マスコットキャラクターは、千葉県の市原市の「象の国」のメスの象の「ゆめ花」になってもらいました。早速、象に「勇気の字」を書いてもらいました。3週間で覚えてくれたと聞きます。

 ⑪また歌も作りました。いい曲です。「泳げたいやき君」で有名の「佐瀬寿一」氏が作ってくれました。ヤマダ電機がバックアップしてくれて合唱団で有名な「すみれ合唱団」が歌ってくれキングレコードから出版されることにもなりました。

 ⑫こうした動きも、地域・企業の援助の中やられている可児市を参考にできております。今後全国の模範として頑張ってください。

 ⑬日本の強みと弱みはなんなのか。それは、長寿・海洋国家・人口も世界で10番目である。こうしたことで培われたノウハウを世界に広げ尽くしていくことが大切となる。

 ⑭これから、宝である子どもが減ってまいります。二人世帯といってもの年寄りの母と看護する独身の子どもというパターンが増えてきているとのことです。

 ⑮婚活も大事、多様な人との交流が大切であり、違う人を受け入れ理解する。戦略的に知恵を出して広げていく。

 ⑯弱いところを強くして発信することにより、多くの人・国が注目して良いものを求めるようになり、その市は、発展していけることとなる。

 ⑰このYプロジェクトを通して支援いただき市の先駆けでの「いじめ」でのノウハウを発信いただければと思います。

トーク

 第2部「いじめの防止の取り組みを考える」総括主旨を記する。

 ①冨田市長

市民が、この可児市において、心豊かな人生を送り互いを慈しみながら生きてもらうためには、心の醸成をよくしなければならない。
このことに取り組むには、大人になる前での心の教育が大事となる。
またその取組を全市民である家庭・地域・学校における取組による心の浄化の運動としての機能を内在するテーマとして、「子どもへのいじめ」を取り上げました。人として生きる最初である子どもの心の痛の苦悩をなんとかしないと多くのことに悪い波及を及ぼします。
自分を自分で認め大事にして、相手のことを支えあう気づきの社会形成を目指します。
このことを皆で取り組み心から良かったといわれる事が多くの地域で語られることになるようにしたいと思いました。
多様な人が、多様な事を携えて事に当たれば、このことだけでなく、やがては、まわりの多くのことに次から次へと波及して麗しい人間関係ができて行けると実感しております。事実、企業また自治会までが、こうした取り組みに参加しております。
総合的な施策として一つが第3者機関と条例であったわけです。未々多くの現場には多くの問題点があろうかと思いますが、こうしたことに何をしたらよいかの知恵を出し合いながら小さい事でもやれることを多くの方が実施されれば、結果はおのずからついてくるように思っております。
さらに施策の積み重ねで面としての整備をして、皆が係りみんな良くなるよう推進してまいります。可児に住んで良かったと思われる気配りのできる街づくりこそ大事な事と思います。

 ②杉浦誠司氏

いじめられたときに一番先に思ったことは、お母さんに心配かけないようにしようと思いました。その偽面として、笑おうと思いました。
幸せという字は、象形文字で、手足を縛られている人の形であります。
手足を縛っても心は、縛れない。ゆえにこの呪縛を断ち切ることで幸せになれる
自由の心であることが幸せの原点であり、多様に変遷する地位や名誉・金銭では推し量れない心の安定、何物にも負けない強さが大切なことだと思います。
いじめない心、いじめられても負けない心を育みたいと多くの学校に出かけています。

 ③水口好久(コーディネータ)

人権の啓発に携わり、多くの方と手を携えながら、活動を広げてきました。
人が嫌なことはやらない。見て見ぬふりをしない。人権の理解で、全ての根幹に人権があるという普遍的な人権の広がりこそ大切なことだと思います。
手を結びあっていくと多くの人多くの事柄が自然と構築できていけます。
志の共通のところに、その関係は強くあの有名な「星になった少年」の本のことは、象の「ゆめ花」のいる市原象の国の坂本園長さんの息子さんのことです。
こうした多くのつながりにより、大きく人権の輪が広がることを願ってやっていきます。
人権の基本は、「違いがあって、それでよい」です。多くの違いの集合体により社会は成り立っているのですから、そのことに順じればそれでよいことです。ダイバシティの本当の意義はここにあります。多くの人の個性の集合で力ある社会をつくることです。

認め合うことで社会は、より強くなるのです。排除でなく融合の方が力は、出るのです。(y・k)

ここまで