2014年9月2日可児市教育委員会第2回夏季研修会開かれる!
この夏の第2回研修会が、8月25日、(市)旭小学校において教員32名を対象に開かれ、本センターの事務局長が招かれ約1時間30分の講話をさせていただいた。
テーマは、<人権から見た「子どものいじめ」行動の対応について>とした。
校長挨拶の後、講話は、次の項目で実施した。
1)「子どもいじめについて」を本センター機関紙46号と47号の特集記事を使い概要学習した。
2)「加害者の心理的な原因と結果について」では、主原因について独自案を示し
- 人間形成のゆがみ
- 自己表現の欠乏(感情の鬱積)
- 自己プライド不足・過剰
- ストレスの未解消の連続
- 対人未熟
を上げいじめる子の心理を5つの項目として説明した。
3)いじめる者の「いじめの深層心理について」タハール・ベン・ジェルーンの著書から
- 自分と違うこと ――平静さを脅かす
- 似ていないこと ――不安・恐怖感を感じる
- 無知のこと ―――闇のように怖い
4)一般的な傍観者の定義と社会心理的な分類(集団心理=傍観者効果)
- 多元的無知――他人がやらないことは、緊急性がないと思う。
- 責任分散―――多くの人と同調することで責任分散されると思う。
- 評価懸念―――行動を起こして失敗した時、周囲から非難される事恐れる。
5)いじめにおける傍観者――傍観者を見て見ぬふりをしているものと一言で括りをしないで分類した上で傍観行動を+と-の思考の内在者に分けて考えることにより教師としての、育みの指標が明確にできることに着眼した。
★-傍観者=「分かりたくない」「怖いと感じる」「知らないふりをする」「見ぬふりをする」と観衆=いじめの発生後扇動するもの(群衆秩序の大なるもの)
★+傍観者=共感力・役割取得力でいじめ防止に取り組めるもの
6)いじめにおける傍観者の分類――――以下は、本ホームページ前回の8月1日付け発信を参照ください。
(m・h)