2016年7月26日夏休み「子ども人権パネル展」開催!
25日「岐阜市人権啓発センター」主催で(公益法人)の人権啓発センター共催での行事が開催された。テーマ「君の命が、みんなの希望」としている。「一人しかいない大切なあなた、子どもたちへ」サブテーマとしている。多くの展示と共に杉浦誠司氏(文字職人)のトークショーがあった。
トークは、「子どもたちが、だれでも抱く友だちとの差異への悩みや妬み・羨望・嫌悪等を不拭して、皆形が違うからパズルのように噛み合って一つの絵が出来ていけるのです。人も同じで、自信を以て違いを出し、友だちと仲良くすれば良い関係がつくれていきます。多くの人が理解し行動ができれば良い世の中ができます。みんな違ってみんないいのです」(著者・要旨)と訴えておられた。最後にパフォーマンスによる平和の字を「しあわせ」で書き示して、皆感動し合った。
こうした展示やトーク等を人権啓発として行う意義は大きいものがあります。
それには、かけがえない存在として、生まれ人間としての自分を自覚し始める子どもたちに、「大人たちが援助し見守るから安心して伸び伸びと思ったことをやってもいい」ことを知らしめることなり、これからの長い人生を幸せに力強く生きるための大切なこととなるからです。
そのための基本である「子どもの権利」には、4つあります。
①いじめや差別されない、またすぐに病気診療できる等「安心して生きる権利」
②経験不足の子どもに対し大人により暴力や偏見等から守り相談できる「守られる権利」
③子どもだから、すべて大人の言うことを聞くことでなく「自分の思いを言ったり行ったりすること」が成長のもととなります。また「遊びや勉強・運動等」やりたいことに挑戦することもできる「伸び伸びと育つ権利」もあります。
④みんなと、いろんなことを決めながら一緒に「参加する権利」があります。
★こうしたことの権利を学ぶ上で注意することは、自分の権利だからと言って、何でもやれると思い込むことです。この点は、育む大人が教える事です。
自分だけの権利ではないこと。まわりの友だちにも同じ権利があるので、自分だけでなく良く話し合いをして納得し合いながら、やっていくことの中の権利であることを理解してもらうことです。
このように、子どもたちが未来ある希望の人生を生き切れるようにする責任は、大人にあります。大人自身が模範となり人権を守らねばならないことです。(y・k)