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ホーム活動報告

人権教育の向上に感謝!

可児市人権教育推進委員会の平成29年度第2回委員会が教育研究所の人権統括により開かれました。初めに委員長より、児童生徒への敬称がまちまちである差別意識の解消についてのお話がありました。
 昨今の可児市の人権教育は、各校の取り組み意識の向上が、評価されております。

本センターでの学校事業の3つの柱も併せて、各校の委員のご支援のお蔭で充実してきています。偏に、この事業をツールとして、そのことの中に子どもたちを育む何が潜んでいるかを見出し、知恵をもって充実させてくれていることであります。

各校それぞれ異なった取り組みが、そこにはあります。そのことを、本センター主査がパワーポイントにて、主な事例を挙げて、お知らせしました。本の受付、返却等を子どもたちが行うコーナを設置して、低学年生の社会での貸し借りのシステムがどうあるかを訓練にもなるとのことでした。

「人権本巡回制度」では、本センター購入本と市図書館供出の人権本約120冊を2コースに分け、一か月毎各小学校を巡回のシステムです。本の背張りに内容種類を「希望」「友情」「勇気」に大別されていることから、気落ちしたなら気を取り戻して、早くよりネガティブな気持ちになれるよう考えています。また貸カードには、道徳的な自作の4コマ人権漫画が描かれていています。またカードの左には「いじめストップ」欄を設け、各小中学校からの応募の標語・300字小説の内、標語の入選作品を乗せています。貸カードの下側には、借りる本の名前と氏名等を記入し、ミシン目から切り取りカード入れに入れて残った4コマ漫画等は、しおりとして差し上げています。本は、図書室にもありますが、気落ちした時の対応に即することを根ざしたシステムなのです。物事の大切さは、単純に捉えれば、つまらないものとなり軽視しがちですが、価値観を変えると、見違える光輝くものと変わります。

学校側のお蔭で、年々本の貸出し数は、飛躍的に増加して2,500冊近く読まれています。

また、「ぬくもり標語・300字小説」の応募も同じく増加し、昨年度2704点から今年度は、3359点で、その内より心を入れなくては、書けない300字小説は、スタート当初の平成20年の159点から今年度は、580点となっています。

また「子どもぬくもり教室」は、年2校で巡回しております。本年度は、特に12月他1校依頼有り、3校でした。年々企画を考え、子ども達が、日常でされると嫌な思いをする例あげ、人権での  「自由」「平等」「安心」を奪われることを提起し、事象でどの時点で、どうしたら良いかを模範演技した後に、困難にも立ち向い、一歩踏み出す力強さを身に付けてもらえるよう、疑似演技をしてもらう企画をしています。

一つ一つの事業も継続の中で、ブラシアップされていきます。この他の多くの事業も、スタッフと共に推進しています。法務省には、こうした実績と共に自作の人権マンガ・創作冊子を厚ファイル2冊として提出しています。こうした活動は、多くの人のご支援・ご協力の賜と一同、感謝しております。平成30年の幕開けに際し、昨年同様なお力添えをお願い申し上げます。局長の人権講話は、教師の振る舞いとして<「ならぬものは、ならぬものです」今こそ品格を!>をテーマとしました。(m・h)