2021年8月12日セミナー参加「子どもの権利保障を実現するために~わたしたちができること~」
虐待やいじめなどによる、痛ましい事件は全国で後をたちません。
困難な状況に置かれ、不安や悩みを抱える子も多くいるかと思います。
子ども達が、安心して自分らしく生きられるよう、私たち大人は何ができ、何をしてあげたらよいのでしょうか?
先日、多治見市子どもの権利擁護委員・多治見市環境文化部・多治見市教育研究所主催、バロー文化ホールで行われた「子どもの権利セミナー」に参加してきました。
講師 荒井和樹氏(全国子ども福祉センター理事長)は、「支援が必要だけれども支援から遠ざかっている子ども・若者を支援する」ため、繁華街やSNSでフィールドワークを行ておられます。
生きづらさを抱えながらも「支援機関を利用したいと思わない」子ども・若者が多くおり、自分から助けを求めない・相談できない現状があることを知りました。
また、子供たちをただの「支援対象者」とせず、一緒に活動し「つながり(人間関係)」を作ることの重要性を話されていました。
「子ども達に何ができるだろう?」と考え始めると難しく、行動するハードルが高くなってしまいがちですが、「声をかける・話をよく聞く・一緒に何かをする」という、人としてのつながりを作る、基本的なことが大切なのだと改めて認識しました。