2010年1月10日20歳の「生を享け歳負う意味」はーー。
新春を迎えました。本年もよろしくお願いします。
今日は、成人式があり未来洋々の皆さんが喜びに満ち溢れておりました。これからの時代を、より良くする上からも今日から大人としての振る舞いが大事となります。生まれて20年の年月にも様々な思いがあったことでしょう。これからは、法からの責任も出てきます。
人としての資質を問われ生きることになります。
人生、生きる上で歳をとることの意味には、限りない深さがあります。
『門松は冥土の旅の1里塚うれしくもあり、悲しくもあり』(一休の狂雲集より)
年をとることの憂いをこのように詠っています。
歳は、人が生まれたときから瞬時の年輪を刻むことです。時間の積み重ねであり命の永続でもあります。ゆえに命は、その人にとっての時間ともいえます。
命も時間も、眼には見えないし、決して、じっとしていないもの。
生き様をのせて先へ先へと刻んで往ってしまい、戻ることもできないものです。
「時間は、全ての物の本質であって量ではない」のです。
人の生き様は、一秒先さえ、眼に見えないからです。
今、いい加減なことをやっている人に未来が良いわけがないのが道理であります。
世のため、人のために良いことをすること、それが世間で生きる人としての権利であり、義務であります。
人権は『人間が人間らしく幸せに生きていく権利』であり、権利を得るためには、先ず義務を果たすことでありましょう。
このことが人として、この世に生を享け、歳負う意味のように思います。(y・k)