2010年11月11日秋の思い
やっと季節感が持てるようになり、安心している。
あの、暑い日が続いた時、秋がなくなるかと思いあの、ぽかぽかの至福の小春日和も、なくなるかと思ったものだ。
秋は、人を究極の下に帰してくれる。
人は、如何に生きるべきか、常日頃の生活の有り様まで考えさせられるからだ。
一息つく時が、秋なのだ。
冬仕度をして篭る準備をするのが、秋の今ごろからである。
一年中動きっぱなしでは、やったことが「それでよいのか」がわからないからだ。
欅(けやき)の葉の落ちるのを見ながら、落ちた時に裏となるのが多いか、表になるのが多いかを見ていて、裏になるのが多いことを発見して、密かに頷(うなず)き、「人生の生き様」を思い返したりしている。
「良からんは不思議、悪からんを、一定(いちじょう)と思え」との先哲のことばを思い出し、自らを鼓舞しながら、少しでも良い方向にと、鞭を振って走っている。
人権週間の準備で、大忙しであり秋の満喫は、できそうにも無い。
前述のことも、「夢のまた夢」かも知れない。
たとえできたとしても、そのときは濃縮の日々であろうか。(y・K)