2012年3月11日「東日本大震災一周年」を思う!
大震災・原発事故から今日まで、日本の歴史上多くの学ぶべきことを知る一年であった。
何百・何千の教訓がそこにある。
人間として・国として・政治として・経済として・科学技術としてのありよう
がこの出来事にすべて含まれているからである。
高村薫(作家)がNHKの特番で話していたこと(大要)は、
「日本がこの災難でこう変わったと言われるようでなければならない」
「今までと同じようなことをずるずるとやってはならない」と言う。
一切の根底からの出直す大きな曲がり角にある気がする。
この為には、根底に原点と言うべき「人間として」の視点が大事であろう。
国とて、政治とて、経済とて・科学とて、「だれのためにあるのか、なんのためにあるか」である。
それは、「人間が人間らしくし幸せに生きていくためのもの」との人権の定義の
実現のためであると思う。
この尺度で
≪国(政府)は、国民が幸せな生活できる国としての今と未来を
どうしたら良いのかを考え、
そのためには、政治は今何をしなければならないのかの法整備等をし、
人が幸せになれる経済を担う会社は、どうあるべきか、
科学は、いかに未来を心豊かな生活となるよう、どう夢と希望をもたらしたら良いのか≫
を考えることではないだろうか。
「だれのため・なんのため」の原点を常に考えて社会のあらゆることの思考と行動がなされれば、この度の災害の対応もまた原発のありようも,反省でき、
今後のありようとしてどうあるべきかは、自然と考えられ、少しでも人間らしい方向へと転換していくに違いない。
あらゆる組織の長の一念がこのことに基づいたとき、新生日本が復興できると思う。(y・k)