「ホーム」へ戻る

ホーム活動報告

「地域ぬくもりの集い」開催される!

一昨日の19日(土)に可児市の帷子(かたびら)公民館で、本センター主催で「地域ぬくもりの集い」が開かれました。
「より地域から人権の根を深めよう」との今期の方針に沿った企画であった。
会場定員150名のうち129名の方の参加をいただいての開催であった。
本市始まって以来の「詩心・トーク」=「ぬくもりポエム」を「人権詩人の桑原律氏」を講師に迎えて実施した。
講師の話のあと先に(パワーポイントで、詩に合わせたBGMとバック写真に詩を入れ、合わせての朗読する方式)詩の朗読をしながらの構成であった。
講師いわく、このような構成での講演は県下でも初めてのことの様だった。プログラムは、本センター会長挨拶の後、ご来賓の代表として冨田市長より次のご挨拶をいただいた。

<冨田市長の挨拶>(主旨)
①世間では、「いじめによる中学生の自殺問題」が毎日のように報道されていて心が痛みます。

いじめについては、私が市長就任以来、公約の実現のため「可児市いじめ防止専門委員会」を審議会で練り上げて貰き、本年5月から発足させましたし、
尾木直樹先生には専門委員会の特別顧問に就任いただきかかわつていただきます。
また、この委員会が有効に機能するように「子どもいじめ防止条例」を制定すべく、議会審議の前のパブリックコメントで、市民の皆さんにご意見を求めているところです。

ともかく、いじめは犯罪です。社会全体で注視し対応する必要があります。
人権教育はもとより、「社会で駄目なものは学校でも駄目」との気風と躾を、家族をはじめ地域の皆さまからもお訴えください。

②いじめも差別と偏見によるものがあり、私は、2年間海外生活し、短い間でしたがいろいろな経験をしました。
海外に行けば少数民族となり、上手に通じない言葉の問題や文化や習慣の違いなどから差別をされる側になるという貴重な経験もしました。

人権は、人間の権利として、誰もが平等にして差別と偏見を根底から取り除くモラルが必要とされます。
 日本にも、世界にも文化を大事にしてきたマイノリティの方がおります。

 少数派は往々にして弱者となり虐げられやすくなることから、自分自身の経験を胸に秘めながら、こうしたことのないように人権擁護に力を注いでいきたいと思います。
本日は、このように人として大事な心の人権文化を啓発する取り組みに対し敬意を表します。

<桑原講師の講話>(主旨)

①「絆」の字は、糸へんに半である。本来は「結ぶ」ことでが大切で、人人とを結ぶ。心と心を結び合うことが大事である。半分とは、困った人に自分の力の半分位と思える支え合いをする心がけが大切なのである。――詩「支え合う心で」を朗読

②詩「人権尊重のはじまり」朗読の後
・一人一人の命と心を大切にすること。 ・人の命にかかわるような行為をしないこと。
・人の心を傷つけるような言葉を言わないこと。
人権は、分からないではなく、身近で大切なことと受け止めること。正しく知り、被害者の身になり、加害者にならないこと。――詩「かけがえのない命と心」朗読。

③人権感覚を持ち「本当の思いやり」・「自分の被害だけでなく」・「他者の被害を思いやる」
「人権感覚とは、人間らしい感性を行動で示すこと」――詩「話たいこといっぱいあるよ」を朗読。

その他に、多くの心を洗われ染み入る詩心をいただいた。(他4・全員朗読2有=全10篇)
次回11月17日(土)可児市「ゆとりピア」にて、一部内容を変えて実施。乞うご期待を。(y・k)