2019年12月24日ええっ、何がおきたの?
(令和元年度実施)
朝です。教室にみんなが入ってきます。
昨日、引っ越してきて、今日から一緒に勉強するAさん。宿題ノートを出そうと思っていますが、どこに出して良いか分かりません。
あっちを見たり、こっちを見たり、きょろきょろしながら立っています。
まわりの子たちは、知らん顔。だれもAさんに声をかけません。
そこへ、Bさんがやってきました。
「そこ、どいてよ。」
「ええっ?」
Bさんは転入生のAさんを押してどかした後、自分の宿題ノートを箱に入れて、何事もなかったかのように知らん顔して、席に戻っていきました。
ぼくは、引っ越してきて、この学校に来たばかり。何も分からない。宿題ノートだってどこに出すのか分からなかった。ちょっとでも、誰かが教えてくれたら良いのに!
言葉には、言われて良い気持ちになる「ふわふわ言葉」
嫌な気持ちになる「ちくちく言葉」があります。
ぬくもり教室では、子どもたちにグループになってもらい1人1人順番に「司会者」「Aさん」「Bさん」役になり、「ふわふわ言葉」を使ってAさんに宿題ノートを出す場所を教える模擬体験をしてもらいました。
言葉のかけ方ひとつで、嬉しい気持ちになったり、優しい気持ちになったりすることが分かったと思います。
楽しく過ごすために、相手の気持ちを考えて行動ができればと願っています。