2019年5月17日善い行いは、社会を平和にし、心息が周りに広がります!(H26年度入賞作品)
学校から帰り道、何か赤っぽい物が落ちているのを見つけた。
自転車から降りて拾ってみると、手袋だった。
片方だけの手袋は何かに踏まれようで、汚れていた。
名前は見当たらなくて誰の物かはわからない。
でもここを通るのは同じ中学校に通っている人ぐらいしかいないはずだ。
迷ったけど、とりあえず持って帰って洗い、干しておいた。
次の日、乾いた手袋を透明のビニール袋に入れて拾った辺りの木の枝にしばりつけておいた。
帰り道に通ったときは、手袋は、もうなくなっていた、
持ち主が気付いてくれたのか?それなら良かったと思った。
次の朝、手袋をしばっておいた枝に何かを見つけた。
「ありがとうございました。」と書かれていた。
<講評>
善いことが出来ることは、普段の行いの判断の基本が出来ているからです。人の行いは、周りにいる近くの人から学びます。親・家族・地域・学校・友人等から毎日の行動を通して学びます。善悪は、子どももから年寄りも生涯の学びです。新たな規律も出来るからです。でも学校での道徳での学びは、自分・他人・社会での人としてのありようを学びます。大事な人としての行動のあり方なのです。
大切なことは、だだ学ぶことでなしに実行できるかです。ここの主人公は、自らの思いで行ったことが、すごいことなのです。人が見ていようがいまいが、相手を思い困っていることをどうすれば、良いかを心に留めて日常生活におき、勇んでできれば、この心息は多くの人に伝播し、社会を平和にできるのです。こうなることが、本来の道徳の実践の習いなのです。(y・k)