2019年5月17日お母さんの愛ーありがとう!(平成28年度入賞作品)
<講評>
いじめの形は、一通りの形で表すことは、出来ません。
「いじめる側の子」の心の出所が、千差万別です故だからです。気性の出所がそれぞれだからです。
また「いじめられる側の子」も同じで気性の出所が違うため千差万別です。
気性は、その子の個性であり、いじめられたら対抗できる子の場合、先の作品「大山さん」のように言い切れる子の場合の対応策である。今回のケースは、中々言えない性格の子で、お母さんに心配か けないようにしようと思うやさしい子である。お母さんが懸命に働いている家庭の場合多いケースと いわれる。このような家庭での対応策として、よくお話しすることは、玄関に「コミ二ュケーション カード」をぶら下げておき、遅く帰ってきたときでも、意思を表すことのできる手段を互いに決めて おく等き、大切な話をしたい、重要なことの話ある時に、必ず話をする色を下げる等提案したこともある。ここでも主人公が母に告白して心安らかになり、いじめへの対応が始まるキッカケとなっている。
早く言える環境こそ大事であろう。子どもを強くする「3条件」は、(1)お母さんは、あなたが大好きよ!(2)あなたは、お母さんお宝ものよ! (3)どんなことがあっても、お母さんは、あなたの見方よ!の要素が大事だと「山崎房一氏=PHP文庫」で言っている。(y・k)