2019年11月18日秋を想う「子どもの権利条約採択30周年」等の時
★いつの間にか紅葉が始まりました。時の移りは早いものです。
災害で被災された方の途方に暮れた姿に胸が痛みます。
また懸命に助けをされている人の姿に頭が下がります。
秋は、多くの行事が行われ、その都度わずかな募金をさせて貰っています。
秋は、人権の思いの時であります。
★本センターでは、子どもの人権教育として、平成12年から国連の人権運動に呼応して、多くの行事を開催しております。
★特に、1989年11月20日国連で採択された「子どもの権利条約」は、本年で30周年の佳節を迎えました。日本がこの条約を批准して25周年となります。
この条約の父と言われているポーランドのヤヌシュ・コルチャックは、「子どもはだんだん人間になるのではなく、既に人間である」と言っています。
この条約は、大人が子供に対して一方的な関係でなく、子どもの思いを踏まえた社会の仕組みを築いていこうとする運動です。子どもを「一個の人格として尊重する」ことが大事な要素です。
日本の法は、守る法は多くあっても権利を保障する法は無いのです。
未だに、子どもの「いじめや虐待・貧困」問題が後を絶たないでいます。
★本センターでは、子ども自身の主張を大事にした「子どもぬくもり教室」を開催して、いじめや道徳的な事への自らの意見・対応の仕方をディスカッションする企画を、毎年小学校2校ずつ実施し昨年11校の2巡目に入りました。
子どもは守られるものから権利行使できる自覚を持ってもらわなければ、子どもの人権は守れなく、虐待の餌食となりかねません。親の子どもへの躾の仕方も考えなくてはなりません。
★11月は「虐待防止月間」です。経済状況がどう変わろうが、生活がどうあれ、虐待の行為は犯罪であり、只事では済まされません。子どもに当たろうとしたら勇気を持って自らアラームを発すべきです。皆そういうことは多少あるからです。
自分の子どもであっても未来ある子どもは、社会の宝だからです。
いつか立派になった子を目を細めて喜ぶ姿を想像してみて下さい。
感情のコントロール不全は、誰でもありますので恥じることでないのです。(y・k)