2020年10月5日「ハイビスカス・ローゼル」に魅せられて
この時期になると、「のはらのうた」のくどうなおこさんの詩の中の1つ。ありんこたくじの詩を読みたくなる。
「ひととき」 ありんこ たくじ
せっせっせ
いちにちじゅう
はたらいたあと
なかまといっしょに
あまいもの つまんで
おちゃをのむ・・・これ さいこう!
四季を通して、ジャム作りが楽しい。世界最古の保存食品と言われているジャム。
春は、イチゴジャム。41号線の小牧市近くのイチゴ農家の「みくのか」という品種の不揃いのイチゴを破格の値段で分けてもらう。すごく食感がよいイチゴは、勿論そのまま食べて良し。大きさが揃わないだけで、販売ルートから外されたもの。つやつやピカピカのイチゴは、ながめているだけで、うっとり??
夏は、ブルーベリー。ブルーベリー狩りに行った先で、何粒も一気に口の中に入れ、「うーん、幸せ!美味しい!」とお腹がブルーベリーで満たされたら、いよいよ、好みに合った木から、持ち帰り用を採り始める。帰宅後、休む暇もなく、ジャム作りに突入。この忙しさが、またまた楽しさを倍増させてくれる。まさに、「ありんこ たくじ」に成り切っている私がいる。
9月半ば、畑では、ハイビスカス・ローゼルが真っ赤な実を付け始めた。5月の連休明けに種を蒔き、100%発芽。間引いた苗を他の場所に植え付ければ、また、根付き、丈夫そのもの。漢方の世界では、ローゼルを《洛神花》という名前で呼んで重宝しているとのこと。
薄黄色の花が咲き終わり、真っ赤な実ができる。実の萼(がく)の部分は、ジャムやローゼルティーができる。このジャムは、ビタミンCがたっぷり。風邪やのどの痛みにも効き、美肌効果が期待されている。
少し甘酸っぱい真っ赤なジャム。
萼(がく)を手でちぎり取り、計量。きれいに洗い、フードプロセッサーで細かくし、グラニュー糖、レモン果汁と一緒にぐつぐつ火にかける。とろりとして、木べらで回しながら、鍋底が見えだしたら完成。隣では、瓶を煮沸消毒。熱々のジャムを熱々の瓶に詰めていく。
瓶に詰められない半端な量のジャムを、早速食べてみる。(これは、がんばった自分へのごほうびでーす!またまた、ありんこ たくじになってしまいました!) (c・s)