2021年2月22日この鳥の名前は?
2020年年末近くに、グループLINEが来たと知らせが鳴る。まだ、お節料理を作り始めるには、早い。のんびりと過ごしている中、何気ない話題に、ついのめり込んでしまった。
「さいごのミカン狩りと枝の剪定をしていたら、サザンカの花に、メジロが来ました♡」
写真と共に、メジロがあっちにこっちにと動く様子が動画で送られてきた。
(こんな動き方をするのか…)と思っているうちに、友の一人が、
「ありがとう。メジロって、春の鳥ではなくて、今なんですか?いい動画ですねー」と。
そして、私もつい、
「確かに、メジロ。桜の花や梅が咲く頃は、よく見かけますが。今どきは珍しい!鳴き声をありがとう。」と返事。
「ロウバイの木に止まって、その後、サザンカの蜜をついばんでいました。我が家は、いつもこの時期に来ますよ。」
(そうか、サザンカの蜜が好きなんだ!)と思っているうちに、もう一人が参加。
「可愛い鳥ですね。我が家のおじいちゃんの絵、今朝、替えたところですが、メジロかな?」日本画の写真も送られてきた。
「ホントホント、メジロかな?」
「目の周りが白いと、すぐメジロと分かるぐらいの素人なので、なかなか判断は難しい?羽の色は、やっぱり、メジロ?」
「日本画の題は『金柑と小鳥』でした。でも、今頃の季節だと思います。
(ついばんでいる鳥を、下から見上げるように描いてあるから、鳥の名前までは、確認できなかったのかも。)と、納得!
始めに、動画を送ってきた友は、
「うーん、今、調べたけど、この色の鳥は見当たらない。メジロのお腹は、白です。羽も青くないし。」と。虎の巻の図鑑まで、写真で紹介してくれた。
更に、メジロとウグイスの違いがよく分かるように、二羽の写真を送ってくれた。
さすが、野鳥観察に目覚め、いつでも鳥の鳴き声に敏感に反応する彼女は違う。
『金柑と小鳥』亡くなられたおじいちゃんも、きっと笑っているかも。
(私の描いた絵が話題になり、ワイワイガヤガヤ、LINEの中で盛り上がり。こんなのは、想定外だよ!)(c・s)