2022年5月9日「思わず、言ってしまいますが」
孫は、もうすぐ3才。離れて住んでいるので、日々LINEの動画を通して、成長ぶりを身近に感じている。たまに会うと、更に、こんなに言葉が自由に使えるようになったのだと実感し、つい笑顔にさせられてしまう。
ピーマンの入った料理を出した時、「ちょっと、苦手!」、歯磨きをし終わって、「完璧!」言葉の意味が分かって言っているのか、どうかは怪しいけど、場に合った言葉を言っていることは確かだ。
足こぎ自転車を誕生祝いに、プレゼントをした。早々と、左右の足を巧みに動かし、たまに、足を浮かせて楽しんでいる。
孫は、成長あるのみ。では、じいちゃん、ばあちゃんはというと、身体にしても現状維持が精一杯で、メンテナンスが必要になってきている。
11年で、13万キロ乗った車を廃車にし、買い換えた。ETCカード入れを付け替えてもらったら、右側から左側に変わっていた。じいちゃんには、なかなか位置が変わったことが覚えられず、4、5回目になっても、
「カードが入れる所が見つからない」とドアを開けて探している。
もう出発しようとする時に、探し始める。優しい言葉は掛けるどころか、思わず「どうして、何回、同じことを繰り返したら、覚えられるの?」と口から出てしまう。後から、いつも、その後が気まずいから、黙って教えるとか、違う言い方をすれば良かったと反省することになる。
例えば「ここ、左手の下にあるよ。」と場所だけを教えれば、汚い言葉を使わなくて済んだはず?!
耳も聞こえていない時があるから、英訳でも和訳でもなく、自己流に変換される。体温計の計り終わった合図のピッピッが聞こえない。」
「ピッ、ピッ、はい、体温計を見て下さい。」と言いつつ、出来ないことが増えているなあと、出来なくなったことを数えてしまう。
本の紹介で、「言い換え図鑑」が掲載されていた。人間関係がぐんとスムーズになる。「言葉のかけ方」を徹底解説!本の帯には、「言い方」で損をしないための本と印刷されている。
久しぶりに再会した時、
× 私のこと、覚えていますか?
〇 あの時、お会いした大野です。
自分から名乗った方が、相手への気遣いになります!と書いてあった。なるほど!
夫婦であっても、気遣いは大切。実際は、いっぱい感謝していることがあっても、なかなか言葉にして言うことは難しい。些細なことで気分を害され、思わず口に出してしまう相手への暴言。ちょっと反省をしなきゃと自分に言い聞かせています。 (c・s)