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「水の様に…しなやかな心を」

 上善は水の若し 

 水は善く万物を利して争わず、衆人の悪む所に処る

 故に道に幾し

 (老子 道徳経 第八章)

 水は丸い器に入れば丸く、四角い器に入れば四角に姿を変えます。また石のような硬いものも簡単に通り抜け、常に上から下へと流れます。

 兎角人間は、上や下、右や左と立ち位置を考え、関係性に優劣をつけたがります。自分の存在を過度に主張せず、人の嫌がることも自然に受け止め、時には受け流せるような心持ちが人間にとって大切だと、老子は説いています。

 水のような謙虚でしなやかな気持ちを持ちたいものですね。