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ホーム心のビタミン

「励まされて…」

 2年位前から、身体の不調で、いつかは外科的な手術を受けないことにはと思っていたが、とうとう決断をし、受けることになった。

手術日が決まり、何人かの友人たちや習い事の仲間たちからLINEを受け取った。

また、入院中も毎日のようにLINEをもらい、時間の経過が遅く感じる入院生活なのに、さほど気にならずに済んだ。

「焦らず。言われたとおりにやれば、きっと良くなっていくと思います。頑張ってね。」

「若いパワーを吸い取って、元気をもらいましょう。頑張ってくださいね。」これは、娘が孫の動画をあれこれ送ってくれて、入院生活を楽しませてくれているという話をした後のLINE。

「一日、一日、良くなることを願っていますよ。頑張れ!」

私が、愚痴を言いたくなる日があるかも?」と送ったLINEに対して、

「え~よ。え~よ。それがまた、ええがね。」と返信あり。

手術を受け、暫く嘔吐に悩まされた。夜中、あまりの気持ち悪さと吐き気に、看護師さんを呼びよせた。散々もどした後、肩から注射を打って貰い、また眠れない夜ながら、目を閉じ、気付けば知らないうちに眠っていた。

 次の朝、検温時には、

「よく眠れましたか?」その問いに対して、あれこれ話すと

「何でも、困ったことがあったら、言って貰って良いからね。遠慮する必要ないでね。」と。

 3食とも、気持ち悪さで食べられない状況を知り、病室に医師をはじめ、看護師、薬剤師さんたちが集合、話し合いの結果、胃薬を変えること、痛み止めの麻酔の点滴を止めることが決まった。

続いて、栄養士さんが来室。食事を高カロリーの食べやすいものに変えることが決まった。アイスクリーム、ゼリー、リンゴジュースなど。

「我慢する必要はないからね。何でも、話してもらえば良いよ。」

吐き気も無くなり、きちんと高カロリーの食事が摂れ、やっと、入院生活も落ち着き、術後のリハビリに専念が出来る状態になった。食事もハーフ食、普通食へと変更してもらい、お腹も充実。

 術後の経過も順調で、無事退院となった。

 コロナ禍で、家族に会うことや面会とかは無かったが、今まで以上に、多くの方に励まされ、落ち着いた入院生活を送ることができた。

 感謝、感謝の気持ちでいっぱい。退院後、リハビリに専念する日々が始まった。(C.S)

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