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ホーム心のビタミン

「本来の人権啓発」

 『苦しみは、鳥が飛ぶために必要な空気抵抗のようなものである。鳥は真空の中では飛べない。空気抵抗として風の中でこそ鳥は飛ぶことができる。時にあまりに風が強く鳥が押し戻されているのを見ることがある。それでも鳥は飛ぶことを止めない。 

 生きることは苦しい。しかし、その苦しい人生をあなたが真剣に生きていくことが、何よりも他者貢献である。』  

           参考文献:岸見 一郎「老後に備えない生き方」2020年

 可児市人権啓発センターでは、様々な人権啓発活動をしています。

 人権相談、街頭啓発、人権標語・300字小説の募集、子どもぬくもり教室(人権教室)、ブックスフロー(小学校人権本巡回)、人権講演会等です。

 例えば身の回りで大きな何かが起こったとき、悲観したり、後悔したりすることはないでしょうか。

 起こった原因の相手に対して、責めたい気持ちも分かります。同じことを再び繰り返さないためにも、事態を見つめなおすことも大切です。

 しかしその相手に対して「あなたが悪い」と責めるばかりでは、お互いが傷つくだけです。問題に対して冷静に受け止める気持ちを持ち、相手を思いやる気持ちの余裕が出来れば、事態が改善されていくように思います。

 啓発活動を通じて、生きることが苦しい人、悩みを抱えている人が前向きに生きていくことができるようにと願いながら、活動を続けています。