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「人権とは」

 可児市の広見にある「可茂准看護学校」から、看護学生への人権授業の講師依頼がありました。

 初めての試みでしたし、また、看護師の学生たちへ教えることは専門外のことであり、本当はお断りをするつもりでした。

 しかし、学校の事務長や教務主任の話を聞くうちに、先生方の看護に対する熱い思いを知り、そして人権を幅広く多くの人たちに伝える絶好の機会を与えて頂けたと思いなおし、講師を引き受けることにしました。

 私と推進員のSさんの2人で、3日間(90分/日)行いました。

 授業の内容は「人権とは」「人と人の心をつなぐ言葉」「自分らしさを大切に」「人権意識をたかめる行動」「相手の心に寄り添うということ」5つの授業内容の指導案を作成して、何度もSさんと打ち合わせをしました。

 この短い時間だけでは、「人権」についてすべてを理解することは難しいと思います。

 しかし、これから希望の職業に就いたときに、患者さんに対して、私たちの伝えた「思いやりのある言葉・行動」がとれるように、何度も話をしました。

 「人権」とは、誰もが当たり前に持っているものです。  遠いものとは考えず、自分を大切にすることは勿論、相手を思いやる気持ちを忘れないで、欲しいです。