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「ありのままの自分」

 本センターでは、7月上旬~9月上旬に「人権標語・300字小説」を募集します。市内全小中学校から提出して頂きますので、毎年素晴らしい作品が集まります。

 応募作品の中から、審査を行い入賞作品を決定します(標語は30点・300字小説は7点)。入賞作品は様々な場面で活用させていただきます。例えば、「人権しおり」の標語フレーズ・「人権卓上カレンダー」・「入賞作品集」・人権旗等です。

 入賞してある月の「人権卓上カレンダー」に自分の標語が載った保護者さんから、楽しい話を聞きました。

 「我が家の人権卓上カレンダーは、いつも同じ月です。私が月が替わるとカレンダーを該当月に入れ替えるのですが、何故か気がつくと、まだ先のその月になっています。カレンダーを入れ替えているのは、入賞をしてその月に標語が載っている息子です(笑)。」

 こんな微笑ましい話を聞き、息子さんのカレンダーを入れ替えている姿を想像すると、自然と笑みがこぼれてきます。

 『自分を褒めて欲しい、自分を見て欲しい』ということを表現できる環境は、素晴らしい家庭だなと感じました。 

 どの子も『ありのままの自分』を表現できて、保護者や教員などの大人達がその子を十分に受け止めていくことができれば、素敵な大人になっていくのではないでしょうか。