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ホーム心のビタミン

「考え方次第」

 休日に隣家のKさんから誘われて、自宅から車で1時間ほどある会場まで、講話を聴きに行ってきました。その講師は、地元の大企業を設立された方(創設者は亡くなられました)の娘さんです。娘さんと言っても83歳ぐらいの高齢な女性でした。Kさんが、昔から憧れている人らしく、とても80歳をこえた方には見えず、堂々と父親とご自身の話をされていました。

 私にとってKさんは、年齢もそうですが母親のような存在で、凛とした品性のある方です。そんな将来目指したい方からのお誘いだったので、休日ではありましたが、Kさんが憧れる人の話が聞けると思いワクワクしていました。

 その講師は、Kさんとはタイプのまったく違う上品なキャリアウーマンのような方でした。

 自宅に帰って、一息つくと、Kさんが自宅玄関に来てくれて「今日は一緒に行ってくれてありがとうね。息子さんに食べさせてあげて」と言って、焼肉用のお肉を持ってきてくれました。私が、車の中で「今日の夕飯は簡単に焼肉にしようかな!」と言っていたので、持って来てくれたのでしょう。

 Kさんは、私だけではなく、誰に対しても気を遣い、思いやりのある行動をされる方です。こんな尊敬する人が、近くにいて「私は有難いな、幸せだな」と改めて思いました。

 日々の暮らしの中で、嬉しいこと、有難いこと、楽しいこと等沢山あるはずです。しかし、私たちは嫌なこと、辛いこと等のマイナスな感情に囚われてしまいがちです。「せっかくの休日に面倒だな」と思って講演会を断っていたら、Kさんとのドライブはなかったでしょう。

 次の週の休日、お肉のお返しとして近所のスーパーでメロンを買ってKさんに渡しました。お返しの品を何にしようかと考えるのもまた、嬉しいものです。

 考え方をなるべくプラスの方向へ持っていくとその積み重ねで、将来目標としている人に近づけるような気がします。