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ホーム心のビタミン

「夏の思い出」

 夏休みが終わり、はじけるような元気な子どもの達の姿は、嬉しいもの。

 私の門柱に「子ども110番の家」のステッカーを貼るとき、一緒に撫ぜて手伝ってくれた子が、もう3年生と言う。「どこかに行って来た?」と聞くと、「暑くて特に行けなかった!」「近くの川でのザリガニとりも出来なかった」と残念そう。こうして夏休みは終わったーー。

 この時期に、いつも流れる曲が、あの「夏の思い出」という曲である。この曲は、青く晴れた「尾瀬沼の情景」を歌う。白い水芭蕉の花が一面に咲いている光景が、目に浮かぶ曲である。私が小さい時に、尾瀬近くの親戚に行った時の思い出が懐かしい。「夏が来れば思い出す」から、始まるこの曲なので、初夏の曲かと思うが、なぜか夏の終わりによく聞くように思う。

 勤務で高山に居た時、近くの「美女高原」の路傍で、点々と寂しく咲く水芭蕉のことが、気にかかった。調べると作詞は、江間章子・作曲は中田善直である。初めて昭和24年6月・NHKラジオで放送されたという。中学校の指導要綱に挙げられている歌で、よく知られている。

 ともかく、子どもたちが休み明けの体育館で、遊び不足解消で走り回って欲しいと祈る。 (y・k)