2023年10月23日「嬉しい垂れ幕」

先日、ブックス・フロー(小学校人権本巡回)のため、春里小学校へ事務局2名で、人権本を届けに行きました。

春里小学校の正面玄関から入り、入り口付近に本棚と人権本を設置します。

本が子どもたちの邪魔にならないように、どのようにして置いておこうか等考えているので、いつも気にも留めませんでしたが、玄関を入ってすぐの掲示板に大きな毛筆で書かれた垂れ幕がありました。

「とても大きくて綺麗な文字だな」と思いながら見てみると私達人権啓発センターが、「ぬくもり教室（小学校巡回人権教室）」で使った垂れ幕が展示してありました。

「ぬくもり教室（小学校巡回人権教室）」では、毎年全小中学校が応募してくれる「標語・300字小説」の入賞作品(人権標語)を私が毛筆で書き、その大きな文字を垂れ幕にして会場に貼り付けます。そしてその作品を子どもたちと一緒に唱和します。

昨年度は、春里小学校が開催校でしたので、受賞した春里小学校児童の作品の垂れ幕を作りました。ぬくもり教室終了後に春里小学校長から、「是非この垂れ幕を学校に展示したいので、欲しい」と言われましたので、お渡ししました。

しかし、すっかりそのことを忘れていたので、それを見た時大変驚きました。

そして、大事に1年間学校の顔である玄関に展示して下さっていることに、私はとても嬉しい気持ちで一杯になりました。

自分の作品が展示され、学校全体で褒めてあげることは入賞した子どもにとって一生思い出に残る宝物だと思います。

人権啓発センターにとってもこの展示は良い啓発にもなります。

その作品を大切に展示してくださる学校にこの活動を続けていて良かったなと思う瞬間でした。