「ホーム」へ戻る

ホーム心のビタミン

師走「歓喜の歌」の想い

暖冬だった日が、やっと冬らしく寒い日がやってきた。

先日、久方にコートを着て、近くの丘を散策した。

寒風の柿の木には、葉の落ちた枝に赤く熟した実だけが頑張っている。

もうすぐに、メジロやカラスに見つかり食べられるであろう。

公園の椅子に座り、携帯をいじっていたら、突然音楽が流れてきた。

歌が何かはすぐに分かった。いつも師走に流れる、「ベートベン」の第9「運命」の中の「歓喜の歌」である。

この曲を聞くと、昔、大学に通う息子から、この「第9の合唱祭」に出た、との写真付きメールが届き、便り少ない中、安堵の気持ちになったことも思い浮かぶ。

ともかく、この曲を聞く時、流れの清らかさと共にエネルギーが湧き出で来る気がしてくる。

この曲の演奏の歴史は、第一次世界大戦時に、徳島県鳴門にいたドイツの捕虜収容所の兵士達であったと言う。また、平成10年の「長野五輪」時に、小澤征爾氏の指揮での演奏が思い浮かぶ。

ともかく、人それぞれの「その時、今こそ」と立ち上がろうとする、熱意のエネルギーがこの曲にある。

★皆様に今年一年、「可児市人権啓発センター」の多くの行事の成功裏に推進を頂いた事を、心よりお礼申し上げます。 どうかお体を大切に、良いお年を迎えて下さい。

(y・k) ・ (m・h)