2024年2月19日「植物は、対話して生きている?」
=寒い日と暖かい日が交じりあいながら、春がやって来る=
<正月過ぎの暖かい日、家内と共に、前庭の草花の手入れをしていた時、家内が奇妙な話をし始めた…>
岐阜の地からこの横浜に転居した時、私の好きな「アヤメ」の株を多く持ってきた。春5月の岐阜の庭には、前庭から裏庭にも数十本の紫の花が咲き乱れていた。
私はアヤメの花が好きである。「花ことば」も「希望」であり、春の花にふさわしい、「決意の花」でもあるからだ。
横浜の家では、肥えた土の庭や道端に、多くの株を植えたのだがーー?アヤメは、日本では、5月に咲くという。既に3年間経たったが、一向に開花しないでいた。なぜだろう?と思った12月の暖かい日、「家内とアヤメとの対話」が始まった!
ねえ!「もう3年間咲いていないよ」
「アヤメさん、どうしたの?」〈咲かないのならーーー。〉
と話し掛けたという。
<その後に驚くこと>が起こったのです!
話したアヤメ株の一部から一週間の後に、花弁の幹が出ているに気づいたのです。その後、他の株からも、花弁の蕾が出てきました。12月末に、蕾が開きはじめ、何と!真冬の1月に、一輪・二輪と開花し始めたのです。家内は、「私の話が分かったのかしら!」と大喜びしていました。
私はこの話を聞き、「全く科学的な根拠がないわけがない」と前に見た番組を思い浮かべました。それは、NHKのテレビ番組「NHKスペシャル」で放送された「超進化論」である。
①「生きとし生けるもの」の全ての生き物は、「人間の音声言語以外の膨大のコミュニケーションが存在していて、生きるために欠かせない、生き物同志のやり取り、生存競争の中で生きているから、現実に生き残っている」
②弱い者でも生き残れる、生き物同志が、奪い合ったり、競い合ったりしていきているばかりではない。
③自分だけが良ければよいという排除の生き方は、むしろ生き残れない確率が高くなるという。京都大学の生態学研究所の高林氏の研究・又アメリカのトレンド大学のハイディアペル・グループの「植物が音に反応する」という新しい知見を発表している。
④目もなく耳もなく、動くことも出来ない彼らは、「だだ黙って立っているのでなく、周囲のあらゆる環境変化を動物以上に毎日感じとって反応する可能性がある。
⑤森の木も地下菌等の種々の情報で繋がっている思えば、生きとし生けるものは、全てが、人の音声でない、他の伝達物質方法で連携していると思えば、地球上の生き物の支え合う必要性が出てくる。
⑥人類が、競争するよりも助け合ってつなぐことが、地球上のルールのように思えてならない。
⑦咲かないと抜かれてしまうという危機情報により、咲くことが「互いに生きあい」共生出来る事と認知し、近くの「あやめ」の仲間に伝えあったものと思う。
※人間社会でも、こうした自分たちを生かしてくれる自然界への配慮にさらに努めることが、「安寧の原理」に通じるものと信じたい。 (y・k)