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「追善のお盆について」

暑中お見舞い申し上げます。例年にない酷暑の日が、続いております。

今年も、また七月のお盆が参りました。

昨年、突然に亡くなった親友I君や他の友人等の冥福を祈りました。また当然ながら、親族の今はいない両親と兄弟等の冥福を祈っています。

人の一生は、いつかは死を迎えます。その早さは違っても、懸命に生き切ることは変わりません。こうして生涯を終えた親しい方々への回向は、人として当然です。

お盆は、7月中旬や8月中旬に多く、この間の行事の内容は地方によります。

生家では、まずお墓の掃除をして、家では仏壇の前にお膳を置き、お餅等のご馳走で飾ります。亡くなった親族を迎える人数の「茄子に割りばしの足を付けた=馬」を作り供えます。この馬は、お盆が終わってから、乗って帰る馬にもなります。盆の終わりの16日には、馬等は家の敷地の入り口に置き、線香をたいて送るのです。

今の自分は、こうした先祖からの威光によるとの感謝をこめてーー。

「ふるさとは 遠きにありて 思うもの」室生犀星の歌の感謝と同じです。年一度の帰省が、報恩の証でもあります。(y・k)