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「友人からの贈り物」 

 先日の暖かな日、嬉しい贈り物をいただきました。40年前からの友人のO氏からでした。送り物は、O氏の「世界最古の肌文文明」(487ページ) ーサプタイトル「文字より前に
かたちがあった」です。
 O氏は有名な考古学者です。特に縄文文化の研究者です。縄文文化は、古く他の世界文化の礎なのです。氏には、「わが国の基礎文化は、縄文であった」「古代渦巻文の謎」等多くの著作があります。
 著作の中では、「日本で生まれた文化が、世界で最も人としての融和の中で培われてきたか」が、良くわかります。
 人として共同生活社会を形成する上で、皆がいかにして、共通認識を持つための様式の文化としての「言葉の文化・文字の文化」が必要とされ、相談し決まり事として知り合いながら、理解しあい、習慣・文化へと発展されたことを、研究されています。
 現在、私たちは、皆一人一人が、親を持ち代々の家系の中を形成しております。自分の家系は、生まれた地の役場には、戸籍という帳簿が保管されています。自分の生まれる前の代々の人(明治時代後)の名前・生死を記入された「戸籍原本」また「戸籍謄本」を取り寄せることができるのです。
 日本人として、網のように関係し合い、海外の方とまた一緒になれば、この戸籍も世界へと広がり、共に世界中の人が親戚となれるのです。このことを1万2500年まえの縄文時代の日本人は、皆同じという協和の生活を目指して助け合っていたゆえに長い時を生きたといわれます。(k・y)