2010年4月19日多いという意味合い
近年、こうした言葉のなかで、「多元性・多面性・多様性」を多く見かける。
私論であるが、
「多元性は、内なる拡がり」で、「多面性は、外に向かっての拡がり」である。
また「多様性は、内外からの拡がり」であり、いずれも社会と個人の価値観としての捉えである。
これらは、人が人との拘(かかわ)り、そして社会との拘りの中で、大切にすべきことである。
「多元性」は、その人の持つ多くの根本や要素(複数のアイデンティティ)である。
また多いほど、他人からの評価の物差しとなろう。
「多面性」は、自らが持っている多くを、活用するように働きかけをする意味合いを持つ。
「多様性」は、人で言えば「10人10色」である。幅広い性質の異なるものが存在することである。
ともかく、大事なのは、良き方に手練させることであろう。
「これらの尊重こそ活力の源となり、繁栄の原動力となる」のである。
「意見は、違っていても、同じ枠組みの中にある」ことが大事となる。
枠組みの中とは、「人としての幸せであることであり、また幸せにする」ということの中である。
進化論の観点から、生態系での「壊すのは、た易いが、作り出すのは至難である」多様な状態を
生むのには、非常に長い時間が必要となることだ。
「多いというのは、変化の対応力が持てる」ことであり、よいことである。
人としての多くの人種、多くの思いは多くの文化を育み、豊かな社会の繁栄をもたらすものだ。(y・k)