2010年11月23日勝つことの意味について
「人権は、力強く戦い勝つ生き方をしなければ真には
わからない」と黒人指導者キング博士は言う。
いつの時も、誰もが、生きることで戦ってはいる。
「人生は、皆日常が戦場である」とも先哲は言う。
戦いには、その時の勝敗で決まるものが多いが、
人生は、永く生き切ることことに意味がある。
人は、その人の最終章が勝負である。
最後に勝つ人生が「誉の人生」である。
途中の勝ち負けは、知識と経験の糧に過ぎない。
勝っても「勝って兜の緒を締めよ」であり謙虚さがなくなり、
傲慢であれば、いつかしっぺ返しを食らうこととなる。
最後に勝つためには、その人の歩んできたアプローチが大事である。
真剣に励んできた人は、知性が輝き、人格も磨かれ、人間性豊かにな
れる。
だから「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし、」
とも先哲が言う。
人生、明日のわが身は誰にも判らず、本人にも判らないのだから
いかようにすべきかである。それには、言うことがある。
「いい加減な生活をして、生きた人生に結果が良くなるわけがない」
ことだけは誰でもわかることである。
「何時も、臨場感を持って物事に当たるぐらい思慮を尽くして、往くならば、
くっきりとその勝敗の因が見えてくる」かもしれない。
負けても敗因がわかれば、次は勝てるのである「勝ちに不思議の勝ちあ
り」とて、その勝った本人は判らずとも、その人の努力と誠実を尽くした結果が、
考えもしない勝ちを牽き付けるからであろう。
これが、ラッキーなのである。
ともかく、人生の道中には、勝ち負けがあったとしても、勝つ意味もあり、
負ける意味もある。
勝った人が直ぐだめになり、負けたことが、返って良かったこともあるのが
又人生なのだ。
何があっても、「勝負に負けても人生に負けない」ことである。(y・k)