2012年3月27日もうすぐ春ですねえー。
春が来そうになったり、遠のいたりの気まぐれの季節(とき)は、
人間(ひと)の生きざまに似ている。
幸せになりそうになったり、ならなかったりの人の心の無常と似ているからだ。
決まり切った正確な移ろいよりは、迎えは長いほうがよい。
何だかんだ言っても結構おもむきがあり
楽しんでいる。
時節のずれはあっても春は必ずやって来るし決して、
はしょらずに季節(とき)を刻んでくれる。
田園のせせらぎの草氷を溶かし、蕗の薹(ふきのとう)を魁(さきがけ)に演出もしてくれる。
今は、菜の花だより、から梅だよりそして桜だよりまでやって来た。
蝶が飛びメジロがついばみ犬が飛びかう姿が順に見られることも嬉しい。
その頃には、心冷えの命の淵をちょっぴり温かくして、再びの一年への
旅立ちの気概に浸してくれる。
卒業・入学・組織替え(人事)・新年度活動など、その人にとり一度しかない人生の歩みとなる。
このように自分史の新たなエポックとなるのもこの季節(とき)なのだ。
春はこうした希望の季節(とき)、新しい年度をいろんな色で
描き動き楽しんでみたいと思わせる感動の季節でもある。(y・k)