2012年9月27日「ぬくもり言葉」の育みは秋にふさわしい!
つい先日の暑さも、朝夕の涼しさに少しだけ浸ることであの暑さは、
とうの昔のように感じるから不思議である。
当たり前のように移ろう季節は、自然の宇宙のリズムである。
地球の生きとし生けるものは、このことに呼応して、自らの命を
それぞれの季節にあわせて守り輝かせていく。
紅葉・秋の路傍の花・富士山の初雪など大きい小さいに関係なく
全てのものが同じ移ろいを感じよそおいを変えていく。
人も秋の景色を見ながら涼しさを感じ、早く過ぎてきたこの年の
ことをふと思い返すーーー。
だが、こうすることは自由人にはできても、殆どの人は、
それぞれの仕事にかまけて、秋風に頬をなぜられるくらいで秋を迎えるのである。
ふと我に返ると年間を通して、これからが事業の正念場であることに気づき
思いを奮い立たせる。
でも人は、事象に思いをめぐらすことにより、知恵が湧き一つの創作が出来上がる。
人権の言葉は、その人の生きざまの結果であり、いかに人間性の中で
生きたかの証しである。
この20日に本センターでは、ぬくもり「標語と300字小説」の募集を行った結果が出た。、
多くの市民から応募をいただいた。年々多くなってきていて、
昨年より丁度500点多い2235点応募いただいた。
今年も昨年と同様に、「子どものいじめ」に特に力を入れての募集とした。
この事業は、平成13年から12回目となる。
当時の教育委員会と本センターでの話し合いで、人権教育の一環として本センターで
実施するとこととなった経緯がある。
今は、より一層いじめ等の増加状況にあることから各小中学校での
人権教育としての重要性がさらに増し、各学校の「人権教育推進委員」が中心となり
本事業を進めていただいている。
4年前からは、300字小説の応募も進めていただき、より深く人権を思索
できることから実施させていただいている。
子どもの感性は、この世に生れて10年そこそこなのに大人顔負けの感性で見つめている。
こうしたことの理解で年々多くの素晴らしい創作小説が投稿されてきている。
心に染み入る作品も多くなってきていてうれしい。
2235点応募とは、対象児童(6年生)・生徒(2年生)数の約1800名の1,24倍の方
からの応募いただいたこととなる。
小学校又中学校において2度この機会を得て人権のありようを自らが考えることの
できるシステムとしては、義務教育での大きな特質となると考える。
たかが標語・300字小説と思えばそれまでで、校内上げて意義を深めて
いかように育むかを考えながらの教育であれば、子どもの資質としてその人の
人生を飾るにふさわしいことにもなるであろう。
こうしたことに期待しながら「継続は力なり」、「持続は光なり」のモットーで
推進させていただいているのである。
今から多くの選者で入賞作品の選考に入ります。
皆さん!頑張っていただいたことにお礼申し上げます。(y・k)