2012年11月22日働くことは、人間性を深め人格を高める!
明日の11月23日は、勤労感謝の日です。
もともと、その年の収穫を感謝する宮中の行事での祝祭日であったそうです。
「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」として昭和23年に
制定されたものです。
働くことの大切さは、日本国憲法での「国民の三大義務」の一つにも
教育・納税と共に勤労の義務が有ることでもわかります。
人は、働くことにより、金銭を得て生活が保持できます。また人としての生きる上での
幸せ感を得ることができます。
福沢諭吉は、「世の中で一番寂しいことは、仕事のないことである」と言っています。
国民の義務と言っておきながら不景気で倒産したり、リストラされたりして
仕事がないことは、誰の責任でしょうか。
自由に流動する経済において責任などないと言えるのでありましょうか。
なぜなら行政をつかさどる人たちは、こうならないようする使命があるからです。
そのためでの納税であります。それをできるようにすることです。
税で仕事を得ている人の心得ともいえるのであります。
特に国のかじ取りをする人達は、こうならないようにコントロールして国務すべきでありましょう。
景気こそ国の最重要の運営のテリトリーであるからです。
故にもしもの場合人権的にも、その人間が貧しないように、憲法でいう最低限度の生活が
できるよう保証することに、法は定めています。
当センターの蔵本の「何のために働くのか」(SBIホールディングスのCDO 北尾吉孝著)
の中で「働くことが、人間性を深め人格を高くする。働くことは、人間を磨くこと、
魂をみがくこと」だと稲盛和夫(京セラ・KDDI創業者)の弁を引いて、
働くことから得られる人としての成長は「幸福感がなければ働き続けることはできない」と
自らの体験として書かれています。
また古代の哲学者フロイトは「健康な人とは、愛することと
働くことのできる人だ」と言っています。
そうした大事な働くことの意を思うととき、勤労感謝の日は、貧している人への更なる配慮をして、
有り難いと感謝できる日との意を付加すべきでありましょう。
「人間が人間らしく幸せにいきていくため」の権利の上からも大事なことです。(y・k)