2013年4月17日自らの役割とは
人は顔かたちが違うように、考えや生き方が違います。
しかし、それぞれが自分でしかできない使命を持っていると言われます。
人間社会に生まれてきたからには、何か社会での役割があるはずです。
多くの人が、自ら持っているもののいくつかを世の中のために活用するよう
働きかけをすることが「多様性の効力」であります。
人として必要とされるほど嬉しさがこみ上げることはありません。
「この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。だれからも自分は必要
とされてないと感じることです」(ノーベル平和賞受賞者:マザーテレサ)といわれます。
このことは、「他者を肯定することの大切さ」であり、「自己が肯定される喜び」と言え
ましょう。
また福沢諭吉は「世の中で一番尊いことは、人のために奉仕して決して恩にきせない
ことである。」ともいわれます。
さらに、中日新聞月末(2月28日付け?)「中日春秋」の欄に、こんなことが書かれて
いたことを思い出しました。
「男の子は大きくなったら科学者なろうと決めてていたが、それまでに全てのことが
発見・発明されてしまう、と心配した」
不安を聞いたお母さんは「心配要りませんよ、まだまだたくさん残っていますから」と。
それを信じて懸命に勉強して、人間の多様性の証明ともいえる大発見をしたのです。
生命の謎であった全ての人が違う「DNAの二重らせん構造」を持っことを発見したのでした。
その人とは、英国のフランシス・クリック博士(ノーベル医学生理学賞受賞者)です。
共に人間、共に同じ地域で住む人たちが螺旋状に連なり、この縁を大切に和みあいながら
大切に生きていきたいものです。
(y・k)