「ホーム」へ戻る

ホーム心のビタミン

カタバミの日=(人権擁護委員の日)

 6月1日は、人権擁護委員の日である。
終戦まもなくに、昭和22年5月3日日本国憲法が制定され
「基本的人権の保障」を掲げて、国として敗戦で虐げられたあらゆる
国民を守り、社会生活において幸福な生活を営めるよう秩序ある社会
となるよう昭和23年7月1日に人権擁護制度が政令でつくられ、
翌年の24年6月1日に人権擁護法が制定されたのである。

 よく憲法は、アメリカの押し付けと言われるが、そんなことはないのである。
日本の法制の専門官が作っては米に見せたりして、できたものである。
演繹的にアメリカかもしれないが日本の心を入れ帰納的に汗を流したのは、
日本人であると思っている。(筆者は法学士の卒論・調査したものである)

その一つが、この「人権擁護制度」である。世界探してもこの制度は存在しない
喩一(ゆいつ)日本独特の制度であることをあまり知らない。アメリカさえないのである。
 憲法の基本である人権は日本人の心から切に望んでに誕生したのである。

本年は、この憲法と同じ1948年12月10日は「世界人権宣言」が採択され50周年の佳節です。
第1条に「人間は、理性と良心とを授けられており互いに同胞の精神を持って行動しなければならない」とある。
人権擁護委員法には、「委員は、すべての国民から選ばれ平等で人種・信条・身分・門地・政治的所属関係によって差別されてはならない」と有ります。公正公平を本としております。
 
 今日、人権に泣く人々が後を絶ちません特に時代の趨勢が自立を重んじ過ぎるからです。
互いに助け合う社会が日本の伝統なのです。だから世界に無い擁護制度があるのです。
明日は、わが身となりかねない時です。助けられると時に人は助けておけば助けてもらえるのです。

 春から咲き始める花「片喰み」(かたばみ)がある。葉は、ハート形で先端をより寄せて合った形
をしている。
球根を持ち地中深く根を張り広がっていく根強い植物である。
花ことばは、「輝く心」「心輝き」「喜び」「母の優しさ」と言うように多い。だから、この葉をあしらい
菊形の人文字を配したデザインが「人権擁護委員のバッチ」なのです。

注)「カタバミの日」は、一般には言いません、私が勝手に言っているだけです。
目立たなくてもよいが精神が広がってほしいとの祈りが込められているように思う。(y・k)