2014年2月19日アスリート達に乾杯!
ソチ・オリンピックが、「こぶくろ」の作った曲「今、咲き誇る花たちよ」にのり放送(NHK)されている。感動の17日間も、もう少し、あと4日となった。
テレビ映像と共に流れるこの曲を聴いてメモしていたら、多くのアスリート達のこの大会までの艱難(かんなん)の話が、詞のフレーズに、不思議と符合するのを知った。
トップのフレーズを覚えている。「果てなき大地に愛が芽吹く様に、一人に一つずつ未来の種」
とある。「世界の多くのスポーツに興ずる子ども達が、いつかは五輪の旗の下での自分の雄姿を夢みるように、その資格は、一人ひとりにすべて平等にあるのである」との詞であろうか。
「どんな風にも負けない強さと優しさで根を張れ」は、人が生きていくためには、多くの困難を乗り越えていかねばならない。強く生きなければ負けてしまう。益して、世界のひのき舞台での五輪では特に強く生きた人のみが栄冠に輝くのである。
強くとは、優しさを持たねば真の強さに成らないということであろう。
昨日のスキージャンプ男子団体で銅メダルを受賞した。41歳の葛西選手が、皆にこの晴れ舞台のこの時に人生の誇りを持たせてあげたいとの一念から、他の3人の厳しい体調を、知り尽くして自らカバーせねばと決意した結果、メダルを獲得したのであった。このことが余すことなく溢れ出ていた。
「微笑み(ほほえみ)が途切れそうな日は、思い出して欲しい遠ざかりそうな夢を手繰り寄せ、駆け抜けた道を」とも詠っている。正に多くのアスリートが経験してきた苦難の切り立った細い道であったに違いない。
「それでもこぼれる涙は、もう拭わなくてもいい、本当の君に戻って、また立ち上がれば良い」
とまで、詠っている。再起を思い抱かせる詩である。勝負に負けても人生に負けなければ良いとメダル取りの出来なかったアスリート達への応援歌であろうか。また再びチャレンジするが良いというのであろう。
見ている我々にも通じる言葉でもある。ともかく多くのアスリートが一般生活の全てをかなぐり捨てて、この一瞬に全てを託して、ここに臨んだ姿は、輝かしく神々しさまで感じさせてくれる。
こうした感じを抱かせてくれるアスリート達に感謝である。乾杯である。(y・k)