2014年8月14日故郷は、心安らぐーー。
明日15日は、新暦のお盆の中日である。多くの企業等は、この日を中心に前後を盆み休みと称して、夏季休暇としているという。
郡上八幡の徹夜踊りも始まったと聞く。盆踊りは、中国から伝来のインド仏教の習わしにより、江戸時代に今の風習となった、らしい。
地獄での苦しみを免れ亡者が喜んで踊ったとの喩えから始まったという。
お盆は、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)からきていて、インドの目連(もくれん)尊者が餓鬼界に墜ちた亡き母を供養して救った伝説からきていて、この供養で同じ苦しみの亡者が、喜んで踊りだしたのが盆踊りとの説がある。
ともかくも、亡き父母と先祖の供養のためお墓参りは、自分が今あることの感謝でもある。
縁あって両親から生まれ、育まれての自分である。
その両親も同じであり、究極は日本人・世界の人々も同じ人間を先祖としているのが、人間社会である。
両親の墓参供養することは、全ての人間へ供養していることになるのである。
奇(く)しき縁(えにし)の連綿の中に、今自らの周りの人の連なりがある。
生まれつき持った人権を守り育むことの意味は、「全て身内の精神」があれば、差別や偏見もクリアでき、更に憎悪の汚い命も軽減でき、争いのない地域・国・世界となることであろう。
故郷の墓参で、多くの人が、はるか彼方へ思い廻らせた先祖供養が、心安らぐ戦いのない明日への祈念となり、明日の終戦記念日を迎えたいものだ。(y・k)