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春は、自然を恋し憧れのとき

 早春賦で詠う「春なごみの風の寒さや」のときを思い浮かべます。

早くも梅や菜の花の便りを聴くと、この唄の終わりの歌詞が身に染みて分かる気がします。

早春は、また三寒四温の時と言われ、立春を過ぎた今、3日寒い日が続き4日程暖かな日が続くことを言うらしい。今日の燦々と太陽で眩しい日を言うのがこの言葉に似あう。

ともあれ、春の足音は、だれがどうすることなく訪れるもの。蕗の薹・雪割草から梅の花そして、桜の花で春たけなわとなる。人は、草木の自然から春を感じ取るもの。

春ほど人は、自然を恋眺め合う時はない。待ち遠しさがつのる憧れときなのである。

春には、人は、新しい人生の門出があるからであろう。入学・進学・就職また退職の人も多く、違った思いを持って出発をしていく時。 人生で最も大切な時だからである。

吉丸一昌のあの詩「早春賦」の終りの歌詞にある「いかにせよ この頃か」とあるように、「春の便りを聴くと待ち焦がれる思いをどうしたらよいか」と詠む心が良く分る。

春は、自然と見つめ合い、新たな決意溢れる時なのである。(y・k)