2017年4月25日共感力について
先日、可児JCの主催で「親力で決まる子供の成長」とのタイトルでの講演会がありました。
杉山桂一氏で、「別名:親野智可等」という講師です。
「子どもの育みは、親の力である」と言うことが持論の方であった。
講話の中で多くの納得する話がありました。
そこで、親が子どもを育む上で大切なことを幾つかの本質を捉えた話をされたことを、咀嚼してみました。
1、家庭の本質は、安らぎのある場である。絶対に叱られなくて、納得するよう諭して教える場である。即ち鋭気を養える場である。リラックスの場こそ家庭である。そういう場づくりがどうしたらできるかを親は、考えてやる事が大切である。
家庭以外の場では、社会生活に必要な学問を学びの場である。故に、否応なく嫌なこととか、自分には、無理な事をやらねばならないことが多いもので、こうしたことを癒す場が、家庭である。くたびれたことを安らぐ所が、家庭であろう。
2、親の本質は、親の存在は愛情を持って、人との接し方等の生活するノウハウを教える
事にある。故に子どもに自信を持たせるように工夫をして、教える事である。叱って教えてはならない。誉めて教える事である。
叱る理由は、全くない。自分の生んだ子であるからである。性格は自分たちの良し悪しを継いで生まれて、僅かの時しか生きていないのだから当たり前である。
故に段取りをして、分かるように、一歩でも前に進むように、見える化をすると良い。子どもの能力にあった工夫こそ必要である。互いに希望とこれならできると言う所から、歩んでいくことが大切である。
3、共感し合う関係が大事である。
子どもの心の中に入り、肯定的な言い方をしながら、正論を押し付けなない、話す言葉の工夫が大切である。
プラスイメージで、「そんなに大変なんだ」「わかるわよ」等と、先ず受け入れてあげる。
こうすると親と子どもの信頼感が増大していく。このように気持ちを整理して上げるのが共感である。
共感により、自己肯定感が生まれ、持っていた伸びる芽が大きく育っていきます。
良い面をもって生まれているのであるから、その芽を多く出して上げる事こそ親の共感力であります。
その通りであると思います。良く皆さんとお話しする中で言うことは、「同じ目線で感じて、大局的に話す」こと
が共感力を発揮する秘訣ではないかと話しています。
「互いの思いの違いを見つけ、その整理をして共通することを重ね合わせて、互いの共通の認識を作り上げ
ていくことにより、小さな波が大きな波になるように包み込んで上げる作業」のように思います。
親にとり大切なことの多いお話を聞かせていただきました。(y・k)