「ホーム」へ戻る

ホーム心のビタミン

故郷を追われること。

今日20日は、「難民の日」です。2000年の12月4日国連で決めた日である。「アフリカ統一機構の難民の日」と同じ日にしたと言う。

今世界では、6500万超が難民・国内避難民等となっていると言う。戦後最悪な「人道危機」と言われている。難民となる人の理由は様々である。今は、地域紛争・人種差別・政治迫害・困窮・などによることが多い。2年前(2015年)「国連高等弁務官事務所」によれば、難民の受け入れ国で最多国順では、トルコ(250万人)・パキスタン(160万人)・レバノン(110万人)・イラン(97万9400人)・エチオピア(73万6100人)・ヨルダン(66万4100人)でこれらの国だけで合計約758万人に。
難民出身地は、シリア(490万人)・アフガニスタン(270万人)・ソマリア(110万人)が多い。

18歳未満の子どもの比率は、51%で何と386万人が子どもである。保護者のいない子どもは、9万8400人に上っている。2006年以来最多であると言う。

ちなみに日本での難民認定数(在留認定者含む)は、125人である。ほとんどが東南アジアの方たちである。事情は、戦争でない他の事情による難民申請とのことである。

ともかくも、人間として生まれた人たちであり、ルーツは、皆同じアフリカの東部から世界に移動した人間家族である。

その間多くの「艱難辛苦」の事情を克服しながら、生き延びてきたそれぞれである。その国々の事情の解決がどれほど困難であろうとも、同じ人間が連帯しなくては、だれもやってくれない。

子ども達も、国を選んで好き好んで、その国に生まれてきたのではないはず。貧困を欲して生きている人はいない。

自分の生まれた思い出の故郷を追われることの悲しさ・寂しさはいかばかりかと思わずにいられない。

いつか皆、発展途上国となるであろう国である。「アフリカの世紀」は必ずやってくる。虐げられた国や人こそ、そのことをが分かる人たちであるからこそ、大切にしなければならない。今援助して救い出さねばならないのである。

欧州の主要国の国々は、アフリカ・アジアでは、植民地として営利を貪って今がある、難民を助ける事は、その償いにもなっているのかもしれない。ともかく誰が何が悪いと遡及しても、今の現実の解決にならない。

日本でも震災で住居を追われた人の多くが居るのである。今できることは何かを、多くの人がチョットでよいから、行動する時である。心ばかりの僅かな募金を年々させて貰っている。子どもたちの未来のために!(Y・K)