2017年12月21日生きるということ
今ここに詩人「谷川俊太郎」の詩集「生きる」(「ナナロク社」発行)があります。
出版社を営む知人が、谷川氏と親しいゆえ時々出版されているようです。
今年も、余すところ僅かとなりました。多くの思いを大切な仕事に注ぎ自己満足
していないか、また皆さんの心にどれだけ染み込んでくれているのかを心配しています。
谷川氏は、本の後記に<「いま」と言うこの一瞬は、あっという間に過ぎ去りますが、
そこには、私達の過去もそして未来もひそんでいるのだと私は感じています。
「いま」という時は速いだけでなく、限りなく深い>と記されていました。
一人の一生には、生まれ・年をとり・病にあい・死をむかえる、ことから逃れられないことです。年々・日々・瞬間の重ねが、生きる自分史となります。去った、この瞬間は、再び戻れないゆえ、速く過ぎる時の下で、今何をしているか、自らの価値を見出しているかを問い、先々の良い結果となるよう為すことが大切であると谷川氏の詩は詠っています。
新しい生き方を新年も考え創くり上げていきたいものです。本年も多くの方のご支援・ご協力のお蔭で、今までにないお声を広く市民また全国から頂き、最高に良い年でした。有難うございました。皆様のご健勝とご多幸をお祈りします。(y・k)